牛の胎盤
昨日お産した母牛の後産(のちざんorあとざん)です。
これは、子牛がお腹の中で入っていた袋です。
母牛は、子を産んだ後に、この後産を排出します。
この後産の排出は通常だと自然に行われるんですが、
たまになかなか排出されず、体内で腐っていってしまう場合があり、
それを後残停滞と呼んだりします。
今回はすっと取れた上に、綺麗な状態で回収できたので、
思わず写真を撮ってしまいました。
ちなみに、牛の胎盤は多胎盤と言って、膜の表面にポツポツと胎盤が存在します。
写真でいえば、円形の濃い赤になっているのがそれです。
この多胎盤のメリットは、胎盤剥離による流産や早産のリスクを
他の胎盤形状に比べ、低減させることができるといったところです。
要は、一つはがれても、まだあるじゃん。って理由からです。
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