敷料

酪農家にとってなくてはならないものの一つに「敷料」というものがあります。
いわば牛のベッドになったり、牛の体や乳房が汚れないように使用するものです。
資材としては、いろいろな種類があります。
たとえばオガクズやもみ殻、なかには砂とかシュレッダーにかけた紙なんかも
聞いたことがあります。

ちなみにclover farmではもみ殻を使用しています。
米の有力な生産地である富山県では毎年そりゃあもう大量のもみ殻が出ます。
田んぼの状況によってはもみ殻を田んぼに戻す農家さんもおられますが
地力のことを考えると概ね廃棄していく形になります。
農協のライスセンター(カントリーエレベーター)でも、毎年お金を払って廃棄していたりします。

そんな中大活躍するのが酪農です。
お金を出してまで捨てているもみ殻を引き取って牛のベッドに使います。
そして糞尿と混ぜられて良質な堆肥を生産することができます。
こうして完熟した堆肥は再び田んぼや畑などに投入され
再利用されていくというわけです。

酪農家が減れば、ますます米農家は苦しくなります。
酪農ってホント色んな所に支えられ、支える事の出来る可能性を含んだ仕事だと思います。


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