たくさんのエールをありがとう!!

 
6月1日は世界牛乳の日(World Milk Day)です。
毎年この時期になると、日本でも酪農業界に関わる多くの方が、
牛乳や乳製品のこと、酪農のことをもっと知ってもらいたい!
そして、もっと多くの方に牛乳や乳製品、酪農を好きになってもらいたい!と、
様々な活動や取り組みを実施してきました。

しかし、今年は直接消費者の方々と関わり、
牛乳や乳製品、酪農の魅力を伝える場を作ることが難しくなってしまいました。

そうです。
皆様にとっても、これまで通りの日常を送ることが困難になった
新型コロナウイルスの影響によるものです。
2020年がスタートし、あっという間に世界中に広がったウイルスの影響で
私たちの住む日本においても多くの方が直接、または間接的に影響を受けています。
酪農業界も例外なく、社会活動や学校給食の停止を受けて、
生乳の流通が大きく変化し、これまで当たり前に思えていた事が
当たり前であった事の重みを感じずにはいられませんでした。
私たち酪農家をはじめ、酪農を支える従業員、ヘルパー、獣医師、技師、
飼料会社や商社、農協や行政、金融機関、集配送業者、指定団体、乳業会社など、
この酪農業界に関わる全ての人が、生乳の生産が止まらないように、
また、日常が戻ってきたときに、消費者の方々が必要としている牛乳を、
いつでも提供できるように、それぞれの場所で力を尽くしてきました。

私たち一家は、開業間もない、小さな酪農家です。
これだけの混乱の中においても、生乳の生産に集中することができています。
これは、酪農業界を支える多くの方々の支えがあっての事です。

そして、何より、牛乳や乳製品を積極的に消費していただいている
消費者の方々のエールが私たちに届いているから「頑張ろう」と思えています。
学校給食が止まり、酪農業界には生乳廃棄も頭を過りました。
それを知った、多くの方々の「牛乳を消費しよう!」という働きかけを
私たちは知っています!
あぁ。この仕事はこんなにも愛されているんだ、必要とされているんだ。と、
勇気をもらい、背中を押され、その声に応えないといけないと思いました。

新型コロナウイルスの影響が完全になくなる日がいつになるか、
まだまだ終わりは見えませんが、必ず来るその日を願って、
今日もたくさんのバトンを受け取り、生乳を出荷していきます。

今日2020年6月1日世界牛乳の日には、
酪農に関わる仲間、ここで酪農をすることを認めてくださってる地域の方、
そして、牛乳・乳製品を必要として下さり消費していただいている消費者、
すべての方に!!!

「ありがとう」

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