共進会なんて。って昔は思ってた。
今でこそ積極的に地域の共進会に出品させて頂いてますが、
昔は、共進会なんて生産性とは真逆の位置にあるだろう。
なんて事を思ってました。
でも、務めていた職場が共進会への出品を行っていた事から
半強制的に共進会に触れる事になった。
これをきっかけに、少しずつ共進会へのイメージが変わった。
中でも、とある大きな大会で精液販売業者の方が富山県の牛の毛刈りをやって下さり、
そのサポートとして手伝いながら伺った色んな話しが
共進会へのイメージを大きく変えることになり
日々の牛への向き合い方、管理選択の仕方が変わり、
改良への興味を大きくした。
共進会は日々の改良の善し悪しと
日々の管理の善し悪しがしっかり出る。
だからこそ、牧場で生まれ、長年牧場で飼われてきた乳牛が最高位をとるという事は名誉なこと。
5産、6産を終えても背線は緩まず、
腰角も落ちない。
ロクが張り、乳器がよく張り飛節より高く、乳頭配置も良い。
そして無駄が無い。
そして、そういう牛しか出ちゃいけないワケでは無いのが良いところ。
自信の牛が、他の牧場としてどの位置にいるか。
何が強みで、何が足りないか。
それに気づいて今後の方針を見定めることが出来る。
定期的に自分の牛を客観的にチェックする。
そういう事が出来る場は共進会以外にそうない。
年に1回だけでも良いから、自信の牛から学ばせて貰える
共進会という機会を是非大切に活用して欲しい。
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