家畜で家族でお金を得る手段

牧場を始めて一番初期の思い入れ深い7頭も今では1頭だけに。
その中でも最も年をとっていた1番さん。
今や12歳、8産、2本乳。
今日でお別れです。
最後の最後まで頑張って乳を出してくれました。
鼻輪も断尾も歴史を感じさせます。
最近は、朝、配合をやるときも、いつも、朝日を浴びて神々しく寝てました。
こうしてこの年までちゃんと立って、ちゃんと歩いてお別れできること、酪農家としては本懐です。
牛は死ぬまで生きたいと思ってるに違いない。
人間の都合で、与える死の強要をドラマチックに正当化しているけど、感動的な別れでもなんでも無い。これが生きるって事なんだと思う。
その最前線の一端を担えていること、この仕事に携わっていることを誇りを持ちたいです。
感慨深いし、心苦しいけども、1番さんの命、私達家族の生活の糧にさせて頂きます。
ここから先、肉になるまで、まだまだ多くの方々が関わって下さいます。バトンタッチ。
よろしくお願いしますm(_ _)m

コメント