酪農は続くべき
酪農という業種は、
日本で本格的に始まった時から、
資金的にも国から多大な応援を頂いて、飲用乳の国需を満たせるまでになった。
私は代々酪農家の家庭で育ったわけではないですが、
今、こうして酪農を営ませていただいている以上、
自身が出来る限りの努力をして(生活を犠牲にするという意味ではない)、
日本の求める牛乳生産を続けていきたいと思うし、
その一端を担う責任があると感じています。
今、経営継承の無い離農が相次ぎ、
生乳生産量は減産の一途をたどっています。
国の補助金で建った牛舎も償還を待たずして、
その目的で利用されていないなんてのが
増えてきています。
業界に携わるものとして、何とかすべきと考えています。
まだ、起業して2年が経ったばかりで、
自身の牛舎の追加整備もこれからですが、
まずはここ高岡、富山の減産を食い止め、あわよくば盛り返す取り組みをしたいと思っています。
個人経営がポリシーの牧場なので、
今後は人材育成と独立支援をするつもりです。
私は生産者なので、地域の生産基盤をしっかり守る。
それが、牛乳を待っている消費者、加工者への責務だと思っています。
誰かがやるのを待ってても変わらない。
思った自分がやらないと。
自分の身を守るだけじゃ、
この国は良くならない。
ましてや酪農業は、国からもらった恩がある。
なーんて、みんなが思えるとは思いませんが。
私はそう信じて動きます。
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