牛の死に気づかされる

先日、牛を病気の末、死なせてしまいました。

牛の事故、病死はなぜ起こるのか。
人の管理下にある以上、それはすべて人間の所為です。
近代の牛に対する研究は世界中で行われており、
牛の生理的なものは研究されつくしているといっても過言ではないです。
それほどまでに、牛の事はわかっているのに、なぜ事故は減らないか。
環境や、設備、飼料給与技術などが足りない場合もあると思います。

しかし、今回、獣医さんの何気ない一言で、気づかされました。

病気の根本的な原因は飼料給与の問題だったと思います。
給与対象の頭数を数え、給与量を毎回ちゃんと計り、
草を飼槽からなくならないように管理さえしていれば、
十分防げていた病気でした。

気の緩み。怠慢。それが大きな過ちとなる。
それを反省して、
「毎回計量できるように専用の秤を買って、頭数を目視できるようにボードを作る」と、
獣医さんに伝えたところ、
「その通りですね。でも、他の農家さんも皆さんそういったあと、
2,3年もしたら同じこと繰り返すんですよ。」って。

なぜ、病気や事故が減らないか。
最大の要因は、やっぱり人だと気づかされました。
餌とか、気候とかそういうのよりも、
人間の気の緩みこそが重大な事故へ繋げてしまう。

「当たり前の事を、当たり前に続ける」

とても大切なこと。どこまで高度な研究がなされても、
やっぱり基本が揺らげば、上も揺れる。

基本の徹底。それしかないんだって事でした。