牛に何を食べさせるか



「牛に何を食べさせるか」
酪農という産業を行う上で避けては通れない事の一つです。
私には、家畜の餌に対して一つの考えを持っています。
それは、家畜である以上、餌でも人の役に立つ事。
本来家畜というのは、草などの人が食べても栄養になりにくいものや、
残飯などの人にとって不要となったものを食べさせ、
そこから牛乳や卵、肉などの畜産物を得ることを最大のメリットとした産業です。
しかし、現代の畜産は、飼料の約9~8割を輸入に頼り、
多大なCO2の排出と、海外へ資金を渡す中で継続しています。

本当に、海外にしか良質な飼料は無いでしょうか?
国内では安価に飼料を入手することはできないでしょうか?
そもそも、良質な飼料だけを追い求めた結果、資源を無駄にしてないでしょうか?

日本にはまだまだ資源も土地もあると思います。

開業から2年。
始めは海外の資材に頼っていましたが、次第に集まってきました。
廃棄されるおから、ビール粕、飼料米、規格外の野菜、そして写真のキノコ収穫後の菌床です。
この菌床はコーンコブといって、トウモロコシの芯を使って作られています。
それらの原料は海外からの輸入に依存しているかもしれませんが、
捨てればゴミ。廃棄にはお金も、環境への負荷もかかる。
しかし、飼料として使えば、まだまだ活躍できそうです。
それに、これを餌として扱うことで、新たな雇用も生まれる。


海外の飼料で作るなら、畜産物を海外から輸入しても
カロリー換算で見ると、大きな差は無いように思います。
確かに、薬の使用基準などの管理基準に差はあると思いますが。

私たちは、日本の役に立つ畜産をします。
もちろん、そのうえで牛を健康に、おいしい牛乳を生産します。

以上が、餌に対するこだわりの一つです。