2年間ってあっという間


一緒に牧場をして生活をしていきたいと、そう言ってくれる妻と結婚して早2年。
子宝にも恵まれ、いろいろありつつも、第2子も元気にお腹の中で育っています。
2年って、経ってみるとあっという間ですが、
よーく振り返ってみると、ものすごくたくさんの事が起きています。
結婚、第一子誕生、酪農での独立準備スタートなどなど。
人生において、とても重要な出来事がこんなにもたくさん起こっています。
だから、時間って馬鹿に出来ないなぁって思います。

私は、私にとって農業ほど充実した人生を送ることのできるライフスタイルは
他に無いと思っています。
その中でも、酪農って仕事は、奥行きの深さだけでなく緊張感と癒しとのバランスが最高で
色んな人に、「そんな大変な仕事して・・・」なんて言われてもピンとこないわけです。
何より、家で仕事できるってことが、家族と生きる時間が多くなるので
それも私にとっては大きな魅力だと感じます。

まぁ、そんなこんなで、話は大きく脱線しましたが、
2年も経つと、あの頃の写真に一緒に写った子牛も赤ちゃんを産んで、
経産牛(お母さん牛)として、今日もせっせと牛乳を出してくれています。
たった1日、たった1時間の生き方の積み重ねで、自分の生き方が大きく変わる。
"私もいつかは死んでしまう"と強く感じると、その日々の過ごし方に緊張感がわいてきます。

この若さで、そう本気で思えるのは、"生き急いでいる"のではなく、
畜産という現場で仕事をする以上、
日々、牛の命の使い道を真剣に考える必要に迫られているからなのかもしれません。