全国青年農業者会議2020オンライン

昨日、全国青年農業者会議2020にオンラインで参加してきました。
全3回のうちの最終回になった今回のオンライン会議では、
各都道府県大会、地域大会を勝ち上がった意見発表、プロジェクト発表の
審査結果も行われていました。
実は、この全国大会で私の発表も審査していただきました。
忙しさ&2年前の発表であった事を理由にして、恥ずかしい発表をしてしまい、
当然の結果をいただきました。
他の発表者の動画を見ると、さすがでした。
カメラの前、聴衆無しという環境下において、自分の考えを「伝える」という
表現は、私は非常に難しく感じました。
この動画を見てくれる人へ届くように喋る。伝える。という事への対応が、できない。
ただ、7分喋る。だけになってしまっていた事。
それが、ほかの発表者の方々には無く、しっかりとした伝えたい思いを感じました。
どの方も、そういったカメラの前でしゃべり、動画を通して伝える。という事は、
このコロナ禍に入るまでは、いや入ってからもそう経験していないと思います。
それでも、しっかり表現できる適応力はさすが代表者だなと思ったし、
そういった「伝わる」表現をできる人が、数ある農作物の中から選んでもらえる
農家になるんだろうな。と感じました。
人には得手不得手はある。しかし、このIT化の進む世の中において、
当然、消費者はITを利用して生活している。
農業は、農法にいくら確固たる信念をもって、地に根差して作物と向き合っていて、
人には負けない生産に特化していても、それを買う人が知る手段の入り口は
ほぼ間違いなくインターネット何だろうと思う。
丹精込めなきゃ、作物も、家畜も泣いてしまう。
しかし、しっかり売ってあげないと、丹精込めても泣くのは作物で家畜で、
最後は農業者なんだろうと思う。
ボランティアじゃないからね。
それぞれのこだわり、思い、技術、環境、製法、日常をしかるべき手段で
”伝える”事の重要性と難しさを再確認させていただきました。

外には刺激が転がりまくってますね。
自分の農場にこもっていたら、自分が欲しい情報だけを待っていては、
自分の想定していなかった、新しい世界に触れることは無くて、
当然、自分が知らなかった自分になれることもない。
目の前に集中するのも良いことだし、
自分の手の届く世界で暮らすのも良い。
だけど、たまには、何も考えずに、入ったことのない路地を歩くように
自分が見向きもしなかった目の前の世界に触れてみるのも悪くない。
そう思いました。

忙しいと、それを理由に世界が狭くなっちゃうよね。
忙しくても、仕事が追い付かなくても、そういった触れる時間。
たいせつにしていきたいなぁと思います。


ちなみに、恥ずかしい発表動画はこちら↓




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