分娩間隔

牛って子供を産んで、どれ位の期間牛乳を出すんですか?
という、疑問はよく頂きます。
基本的に、毎日2回搾って健康にいれば、2年くらい経っても牛乳は搾れます。
しかし、酪農は採算があわないと成り立ちませんから、
1年に1回分娩するのを目標に管理します。
実際の分娩感覚は、農家によって群の平均値は違いますが400日から500日位には収まると思います。
世間一般には出来るだけ間隔を短く出来た方が、利益率向上に繋がると言われてます。

では、妊娠期間が種付けから計算して280日の乳牛を1年に1回産ませようとすると、365日-280日で分娩後85日で受胎させなくてはなりません。
人間では中々考えにくい数字ですが、牛は分娩後、正常であれば分娩後14日までに1度発情行動を示さない排卵が起き、子宮の収縮によって出産時に排出しきらなかった子宮内の悪いものを排出し、子宮の回復を助けます。その後、排卵周期21日の乳牛は、再度排卵し、受胎がおこるまで排卵を周期的に繰り返す事に
なります。
あくまでも、超理想の正常生理であって、実際の乳牛ではこの通り進まないのが実態です。
正常に進まないという、その話はまたいつかの機会にするとして、
今回は我が家の超好成績牛の自慢をします。
写真は後ろ姿ですが、黒い模様の殆ど無いこの子は、分娩後38日の発情で妊娠。分娩間隔は318日となります。ここまで短いと、逆に利益率どうなん?って思いもありますが、健康でスムーズなのはとても良いことと思ってます。
そんな健康を維持できる秘訣は、この牛の腹の容積あっての事だと思います。この身体の作りはきっと、遺伝的要因、育成時の飼養管理の双方がバッチリはまってできあがったモノだと思いますが、牛の入ってる枠に両脇腹があたる牛というのは、中々出てきません。
こんな牛を沢山育てて保有できたら、良いなぁと、理想は膨らむのです。