今年最初の事故
本日、頑張って牛乳を出してくれていた牛1頭が足の事故で緊急出荷となりました。
原因は右後ろ脚の脱臼です。
人間だと、外れた関節を戻して、松葉杖などで足を保護しながら治療ができます。
しかし、牛の場合は、体重が人の約10倍。
たとえ関節をうまくはめれたとしても、松葉杖やギブスも無く、安静という言葉も通じない相手ですから
ここまで重度な足の事故は、廃用を意味します。
この子は、昨年末に、県内の廃業農家より導入してきました。
ロープで引かなくとも、自分でトラックを乗り降りし、人についてくる様な
異常なぐらい人になついていた珍しい牛でした。
導入直後の1月2日に分娩し、乳量もソコソコ出てきていました。
そんな折、昨日発情が来まして、放牧地でスタンディング(乗駕許容)をしているのを確認しました。
その後、放牧地から牛舎へ戻し、見回りをして休憩へ。
夕方、再度牛舎へ出てみると、犬坐姿勢をとっており、
急いで機械で起立を補助するも、脱臼が確定となる状況でした。
この手の事故は一生つないで飼われている牛には、ほぼ起きない事故です。
しかし、自由に放されているが故に発生してしまう事故です。
今回の牛は、素早く対応して頂けたので、生きているうちに緊急出荷という形で
屠場出荷が出来ました。
ここから痛みのない部分のみが切り出されて、残りは廃棄処分です。
歩いて送り出せない事は、とても心苦しいです。
それでも、そこにクヨクヨしている時間はない。
まだ何十頭も牛がいる。
次を出さないために、また一つ向き合う課題を自分に作るのみなのです。
原因は右後ろ脚の脱臼です。
人間だと、外れた関節を戻して、松葉杖などで足を保護しながら治療ができます。
しかし、牛の場合は、体重が人の約10倍。
たとえ関節をうまくはめれたとしても、松葉杖やギブスも無く、安静という言葉も通じない相手ですから
ここまで重度な足の事故は、廃用を意味します。
この子は、昨年末に、県内の廃業農家より導入してきました。
ロープで引かなくとも、自分でトラックを乗り降りし、人についてくる様な
異常なぐらい人になついていた珍しい牛でした。
導入直後の1月2日に分娩し、乳量もソコソコ出てきていました。
そんな折、昨日発情が来まして、放牧地でスタンディング(乗駕許容)をしているのを確認しました。
その後、放牧地から牛舎へ戻し、見回りをして休憩へ。
夕方、再度牛舎へ出てみると、犬坐姿勢をとっており、
急いで機械で起立を補助するも、脱臼が確定となる状況でした。
この手の事故は一生つないで飼われている牛には、ほぼ起きない事故です。
しかし、自由に放されているが故に発生してしまう事故です。
今回の牛は、素早く対応して頂けたので、生きているうちに緊急出荷という形で
屠場出荷が出来ました。
ここから痛みのない部分のみが切り出されて、残りは廃棄処分です。
歩いて送り出せない事は、とても心苦しいです。
それでも、そこにクヨクヨしている時間はない。
まだ何十頭も牛がいる。
次を出さないために、また一つ向き合う課題を自分に作るのみなのです。
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